レポート：うらしま
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スターパレード
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Photo by うらしま
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バレンタインデーに開催された観望会には大勢の星見メンバーが集まり、とても賑やかなスターパーティーになりました。先月の観望会は参加者が少なかったこともあり、今月はどうしてこんなに人が集まったのか不思議なくらいでした。まだ黄砂が来ていないため星空の透明度が良く、あちこちで歓声があがり、まるでスターライトパレード（どこかの曲みたいな…）。風も無いため比較的穏やかでした。前半は木星のガリレオ衛星が次々にトランジットする様子が観望できました。刻々と衛星の位置が変化するのが、見ていてとても楽しかったです。後半は各々に春の銀河を中心に観望していました。
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会場に
湯河原の観望会場には、先月と同じように小田原厚木道路を経して向かいました。途中の薄明の空には金星が出ていました。近くに火星があるはずでしたので、途中のパーキングで探しました。金星より上の方に、1等星で輝く赤い火星を肉眼で見つけられました。会場の近くでは、海の上に出ているオレンジ色のカノープスを見つけられました。会場には20時に到着しましたが、すでにメンバー（先月より多い）が機材を出して観望中でした。到着直後に、ノンちゃんの20cm反射（RS-200）でラブジョイ彗星を見せてもらいました。先月はスバル近くにいたのに、今月はアンドロメダ座とペルセウス座の間に移動していました。やや暗くなっていましたが、双眼鏡でもまだ十分に見ることができました。
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トランジット
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Photo by ねこにゃん
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Photo by うらしま
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この日の注目イベントは、木星の衛星イオとエウロパのトランジットでした。まずイオが19:05に第1接触。残念ながら、うらしまの到着前に終了していました。ハセガワさんのタカハシFS128で、トランジット中のイオを探しました。木星表面に明るい点があることが確認でき、時間と共に移動している様子が観察できました。次は第3接触が21:22でした。だんだんとイオが木星のエッジに近づき、第3接触が始まるとみんな興奮状態でした。木星の表面からタンコブのようにイオが見えてくる様子は、とても楽しい光景でした。
イオに続いて23:53にエウロパもトランジットしました。こちらは第1接触、第2接触と順調に観察できました。木星にタンコブがめり込んでいくイメージで、こちらも変化する様子を楽しめました。動きが無い星空の中で、動きがあるこのトランジット現象はとても興奮を覚えるものでした。
高コントラストが必要な惑星観望には、やはり大口径の屈折鏡筒が威力を発揮することを再確認しました。ハセガワさんに感謝です。トランジットで盛り上がった後で、記念にFS128鏡筒を囲んで星空集合写真を撮影しました。
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全体
先月より気温が高めでした。夜半前は0〜1℃で、夜半過ぎは-1℃でした。テーブルにこぼれた水がちょっと凍る感じでした。シーイングも先月より格段に良かったです。先月は木星の縞が見えないほどの最悪の状態でしたので、今回は縞がハッキリ見えるだけでも満足でした。木星以外では春の銀河を堪能しました。メシエマラソンの準備運動をしている方もいましたね。
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