夕方、水ヶ塚駐車場に到着すると、五合目方向は快晴です。これは最近、品行方正な私への御褒美に違いないと、急いでスカイラインを駆け上がりました。するとバスの駐車場入り口に、赤いピカピカが数本ぶら下がって立ちふさがり、揺れているでは有りませんか。ここは一つ、穏便にもぐりこむ方法は無いかと思案いたしましたが、管理の方が本気モードとわかりギブアップです。そこにツジさんがこられ、周回路に変更することに。
 なかなか良い場所を選んでいただき、ハセガワはFS128、Sekigawaさんはイプシロン、H.S.オッチェラさんは軽装で、ツジさんは45cmの主砲を控えめにセットしました。その後、アミーゴさんが来られミューロン210をセット。ツバメくんも、120mm短焦点屈赤を準備。はるパパさん、ヒデアキさんも参加されました。透明度は上々で、シンチレーションも東よりでなければOKです。夏の天の川下りは高度が低いものの、M8、17、20などを久々にすっきり拝むことができ、低倍率で星の海を泳ぎまわりました。
少し経って気が付くと、いつの間にか駐車場はいっぱいになっていました。登山客に加えて深夜ドライブ族？が次々と通過するようになり、光粒子砲の連打を浴びてから暗順応の繰り返しでした。加えて自衛隊の訓練の砲撃音が響き渡り、さらに南東方面には遠くに雷様が暴れておりました。それでもみなさん、久々の星の海に全くめげずに撮影と観望を続けておりました。圧巻はやはり大口径のドブです。ツジさんのガイドでキャッツアイを拝見すると、青緑のひとみの中に中心星がキラリと輝き、こちらを見つめています。M13はミラーボール、網状星雲は筋状に流れる微細構造、M76は真ん中のくびれた大粒ピーナツ、M27は綿の座布団と、写真の世界が目の前にせまってきます。快晴の空に高精度大口径、ビタッと動かない追尾精度が3拍子揃うと別次元ですね。感謝のひとことです。
早めにドブの前に集合して、木村さんに記念撮影をしていただきました。ゆらゆらと風呂上りの木星さんに挨拶をしてから引き上げましたが、久しぶりの大満足観望会となった次第です。
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