2010/9/4　観望会報告

レポート：うらしま

太郎坊に集合 　今年の夏は異常なほどの登山ブームのため、富士山五合目は混雑が予想されました。そのため今回の観望会は五合目を避けて、太郎坊に集合しました。ことろが太郎坊に到着すると、みごとに曇天。日没後には上から降りてきた雲の中に入ってしまい、霧に包まれてしまいました。この分だと晴れそうな気配はありませんでした。そこで、ツジさん、ヒデアキさん、ハセガワさん達が五合目の様子を見に行くことにしました。７月の観望会には五合目の大混雑を経験してるため、今回も不安ではありました。ところが五合目は意外にも駐車場に余裕があり、天気も回復しそうだと連絡が入りました。そのため太郎坊に残っていたメンバーも、富士宮口新五合目に移動しました。移動の途中は雨が降ってきて、本当に五合目が大丈夫なのか心配になりました。 　五合目駐車場は詰めればなんとか入りそうな空きがあったので、各車は分散して駐車場に収まりました。時間は午後の７時をまわっていました。車から降りると満天の星が目に入ってきました。太郎坊で頭上にあった濃い雨雲は眼下にあり、富士宮付近の明かりを完全に遮断していました。そのため、とてもコントラストの高い星空になっていていました。太郎坊から移動して来て正解でした。ただ星空はとても良かったのですが、往来する車が多くてヘッドライトがまぶしかったです。１分と待たないうちに車が次々にやってくる状況が一晩中続きました。 星空とヘッドライト 　富士宮口では、Philipさんや、つくさんが最初から観望の準備していました。Philipさんの機材はObsession15インチ、つくさんはTOA130でした。この日はシーイングがとても良いために、木星がとても安定して見えました。木星は南側の太い縞が消失してるため、いつもと印象が違います。つくさんのTOA130では、縞が消失してる部分に細い縞があることがハッキリわかりました。大赤斑もすばらしく、大赤斑の中にさらに白斑が存在するこのが見えました。南極と北極付近の細い縞もコントラスト良くたくさん見えるため、ずっと見ていて飽きがきまでんした。 　うらしまは久々にC8-EXを出しました。観望の途中で、覚えたての天体を双眼鏡で導入していたまっつーさんやハクさんのフォローをしてました。独力でたくさんの天体を導入できるようになっていて驚きました。射手座のM8, M20, M22, M17は判別できますし、つくさんから借りた望遠鏡ではNGC457（通称ET）まで自分で導入していました。頼もしいですね。 お疲れさま 　この晩は久しぶりにすばらしい星空に恵まれたため、観望会に参加したメンバーも十分に満足したことでしょう。疲れも忘れて、一晩中観望を続けるメンバーが続出しました。またこの晩はアミーゴさんのホットな話題でも盛り上がっていましたね。 　明け方近くには月があがってきました。星空が明るくなってきたため、残っていたメンバーで記念写真を撮って解散しました。お疲れさまでした。

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